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ちばフィルムツーリズムは、映画やドラマなどの撮影地として利用された千葉県内のロケ地を紹介しています
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映画
 武家屋敷(旧但馬家屋敷) 佐倉市で撮影されました
(C)「山桜」製作委員会

解 説

藤沢周平文学の神髄をたおやかに映画化
失意の日々を毅然と過ごす人々を描いて今なお絶大な人気を集める、藤沢周平の時代小説。その作品はこれまでに何度もドラマや映画に映像化されてきたが、珠玉の短編として名高い「山桜」は、主人公を野江という女性に据えている点で藤沢文学の中でひときわ精彩を放っている。この「山桜」を、初の時代劇出演になる田中麗奈と3年ぶりにスクリーンを飾る東山紀之の主演で、みずみずしい感覚でたおやかに映画化したのが本作だ。庄内の美しい四季と澄んだ空気の中で、野江は運命に立ち向かう。とりかえしのつかない道を選んでしまった絶望を越えて野江が光明を見つける物語は、現代に生きる私たちの胸を打ち、熱い励ましを与えてくれるのだ。
あらすじ

江戸後期、北の小国、海坂の地。
うららかな春の花曇りのもと、ひとり野道を歩く女性がいる。名を野江。
野江は若くして、すでに二度の不幸な結婚を経験していた。
最初の夫には病で先立たれ、二度目の稼ぎ先である今の磯村家は、自分が育った浦井の家とはまるで世界が違っていた。武士でありながら蓄財に執着する夫と舅、野江を「出戻りの嫁」と蔑む姑。しかし二度の失敗は許されない。そう心に言い聞かせ、野江は嫁として懸命に耐え続けていた。
叔母の墓参りの帰り、山道で薄紅色の花をいっぱいにつけた一本の山桜に出会う野江。その美しさに思わず手を伸ばすが、枝は思いのほか高く、花には届かない。そんな野江の背中に突然、男の声が響いた。「手折ってしんぜよう」
振り返る野江。折った枝を差し出すその武士は、手塚弥一郎と名乗った。

野江はその名に驚く。それは彼女が磯村に嫁ぐ前、縁談を申し込まれた相手だった。密かに見初めてくれていたとの話だったが、母一人子一人の家と聞き、会うこともなく断ってしまったのだ。

【出演者】
田中麗奈、篠田三郎、檀 ふみ、富司純子、
北条隆博、南沢奈央、高橋長英、永島映子、
村井国夫、東山紀之

原作:飯田健三郎、長谷川康夫
監督:篠原哲雄
主題歌:「栞」一青 窈(アルバム「Key」収録コロムビアミュージックエンタテイメント)

(C)「山桜」製作委員会

2008年5月31日(土)よりテアトルタイムズスクエア他にて全国ロードショー!

詳しくは、右記ホームページをご覧下さい。 http://www.yamazakura-movie.com/

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