イントロダクション
不世出の名優、雷蔵とは何者だったのか…
市川雷蔵は、歌舞伎の世界から映画の大映の大スターとなり、37歳の若さで亡くなった。しかし、この短い生涯に150本あまりもの映画出演を果たしている。
番組は、彼の出演した映画を振り返りながら、その素顔と作品を紐解いていく。
船越英一郎は、父・船越英二が雷蔵と共演し、また、ある監督からの薦めもあり、雷蔵映画を知る。柴田理恵は、自他ともに認める雷蔵の大ファンで、ほとんどの作品を鑑賞している。それぞれの思いをたっぷりと語りつくす。雷蔵を詳しく知らなかった平山あやさえも、番組の最後には雷蔵に引き込まれていく。
また、雷蔵と共演した若尾文子、中村玉緒、野川由美 子など、共演女優たちの証言と、
大映京都を支えた職人たちの姿から、日本映画の黄金時代を見つめ直す。
さらに、市川崑監督や宮川一夫カメラマンという日本映画の巨匠たちの職人技などについても触れる。
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