【ストーリー】
第1話
楠大雅(松本潤)は、名俳優・楠航太郎(伊東四朗)を父に、元女優の真知子(松坂慶子)を 母に持ち、自身も俳優を家業とするいわゆる二世俳優。しかし、あまりにも偉大な父には遠く及ばず、鳴かず飛ばずの日々を送っている。生活は未だに親頼み。 恋愛も自分だけを見て愛してくれる彼女の出現を待ち続けて 26年経ってしまった。つい先日も大雅は、箸の持ち方が気に入らないと付き合っていた女性と別れたばかり。
そんな大雅の友人は、同じく二世俳優の植野慶太(笠原秀幸)。 同じ境遇からか気が合う2人はオフでは一緒に遊ぶ仲だ。その日も優雅にスカイダイビン グを楽しんでいたが、大雅だけ風に流され、着地地点から大幅に離れた海の近くの雑木林に落下。地面への激突は免れたものの、気づけば大雅は木の枝に引っか かり、宙ぶらりん状態に。逃れようなく困っていると、ちょうど道を走ってくる女性が…。それも、ちょっといい女。急いでその女性に声をかけ助けを求めるも のの、大雅も俳優の端くれ。警察に電話や、人を呼ぶなど世間に醜態をさらすわけにはいかず、とにかく他の方法で降ろして欲しいと頼む。
第2話
楠大雅(松本潤)は、偶然であった北村詩織(竹内結子)に一目ぼれ。大雅の亡き父、航太郎(伊東四朗)の大ファンだと言う詩織は、事務所で働くことになる。 こうなったら恋の進展も…と、考えた大雅の思惑は大外れ。 なんと、詩織には6歳になる娘、海(小林星蘭)がいたのだ。
ドラマのオーディションには相変わらず受からない大雅は、植野慶太(笠原秀幸)と飲みながら傷の舐め合い。 大雅は詩織との経緯を慶太に話し、人妻には手を出せないと話すのだが、まだまだ未練はある様子。
一方、詩織は仕事を変えるため海と一緒にお引越し。 海を転校先の小学校に連れて行くと、担任になると現れたのは大雅の兄、大貴(沢村一樹)。 もちろん、この時は詩織も大貴もお互いに大雅との関係を知る由もない。 大貴は詩織と海のために授業参観を企画すると言いだし、海は大喜び。
事務所では、大雅がバラエティーの出演を承諾。 だが、社長の青木久雄(松重豊)が新しく入った宮瀬桜(桐谷美玲)を自分より上に扱うことが気に入らない。 桜は4歳年下だが、その芸歴は大雅より長いということで渋々納得する。
詩織が海を連れてアパートに帰ろうとすると、後から大雅が着いて来る。 ストーカーと疑う詩織なのだが、たまたま大雅と帰る方向が同じだけ。 大雅が別れて歩き出すと、詩織に呼び止められた。 そして、詩織は大雅をアパートの部屋へと招き入れ、AV機器の配線を頼む。 大雅は何気なく夫の存在を詩織に伺うのだが、答えは得られない。 しかし、詩織の堅実な暮らしぶりに感心する。 また、詩織と海に滑舌の悪さを指摘された大雅は、本屋で専門書を買って練習を始める。 |