国民からの圧倒的な信任を受け、再び内閣総理大臣に就任した武藤泰山(遠藤憲一)。人気、期待度ともに上々の滑り出しを見せた第二次武藤内閣だったが、さらなる支持率アップの可能性をはらむ“ボンジョビウム外交”を進めるべく、泰山は公設第一秘書の貝原茂平(高橋一生)を伴いウズラスキスタンへと向かう飛行機の中にいた。
その頃、第一志望だった『アグリトラディショナル』に就職した武藤翔(菅田将暉)は新人研修に励んでいた。ヨロヨロしながらも畑仕事に精を出す翔。だがふとした瞬間、身体に電流が走るような衝撃を感じ、気が付いたときには政府専用機の機内で貝原の隣に座っていた。同時刻、泰山は翔が作業をしていたはずの畑に…。あろうことか、またしても武藤親子は魂と身体が入れ替わってしまったのだ!
その頃、国会に残った官房長官の狩屋孝司(金田明夫)は大混乱の中にいた。大臣たちが突然“幼児化”し、国会中継の最中に泣きながら議場から逃げ出してしまうという珍事が起きたのだ。
なんと彼らは、何者かの手によって都内の幼稚園児6名と入れ替えられてしまった模様。公安の新田理(山内圭哉)の報告によると、今回脳波ジャックの技術が盗まれたのはKGB(旧ソビエト連邦の諜報機関)からで、その最新技術はチップを歯茎に埋め込むことなく入れ替わりを操作出来てしまうという、ハイブリッド仕様なのだという。
泰山と狩屋は真衣(本仮屋ユイカ)と村野エリカ(知英)の助けを借りつつ、なんとか解決策を探ろうとするが…?
一方、ウズラスキスタンにいる翔は順調にガードナー大統領との交流を深めていた。堂々とした態度、流暢な英語で会話をする様子をTVで見た泰山たちは、あまりに卒のない行動に疑問を抱き始める。――「これは本物の翔なのか?」
案の定、貝原から連絡が入り、翔は再び誰かと入れ替わってしまったようで、何者かが泰山になりすましているのだという。
いったい誰が泰山になりすまし、総理のふりをして外交を行なっているのか?そして行方不明になってしまった翔の魂はどこに…!?
これには泰山が過去に直面した、ある出来事が関わっていた! |