山村美紗原作の2時間ドラマが5月の金曜プレステージ(21時〜22時52分)枠に4週連続で登場する。
フジテレビでは山村美紗原作ドラマを累計約100本放送しており、『赤い霊柩車』シリーズがこれまで29作品で17.0%という平均視聴率をマークするなど人気を博してきた。山村美紗作品を金曜プレステージ4週連続で放送するのはフジテレビとして初の試みで、浅野温子、かたせ梨乃、名取裕子、浅野ゆう子の4人の名女優が主役のドラマがズラリと並び、華やかな「夢の競演」が実現する。第2弾となるのは、5月11日に放送するかたせ梨乃主演の『女検視官・江夏冬子〜血だまりの滴〜』だ。
【あらすじ】
江夏冬子(かたせ梨乃)は、京都府警捜査一課の美人検視官。いとこである五十嵐千秋(山村紅葉)とその家族と居候をしている。ある日、東伏見病院に勤務する看護士・中川真由美(朝加真由美)が自宅の風呂場で倒れて死んでいるのが発見され、冬子は急いで現場に向かう。そこには京都府警捜査一課の刑事である岩淵政義(升毅)と警部補の小川亮介(黄川田将也)がすでに捜査を開始していた。岩淵刑事は、風呂場で倒れていた真由美は、掃除の途中で誤って転倒し、打ちどころが悪かったのだろうと話す。しかし冬子は真由美の側頭部の血痕の中にある小さな水紋から、殺人事件と断定。捜査本部の設置を要請する。京都府警捜査一課課長・警部の杉原文雄(高橋英樹)は、岩淵刑事、小川刑事から真由美が死んでいた家の鍵は閉められていたこと、印鑑と通帳もなくなっていることなどの報告を受け、姿をくらませている息子の耕太(小林優斗)の行方を捜すように指示をする。そして冬子が殺人事件と判断した「血痕のなかにある小さな水紋」は、京都府警科学捜査研究所所員の二戸部麗子(高岡早紀)の調査により、何者かの汗や涙などの体液であることがわかる。そして真由美の残した手帳から清野総合病院への訪問予定から真由美が12年前に清野総合病院で転落事故死した中島裕典(岡田幸樹)の妻であることを知った冬子は、事件の真相に迫っていく。 |