原作は、人間ドラマとファンタジーが融合した感涙ものからホラーまでと幅広い作風で知られ“和製スティーブン・キング”と称される人気小説家・乙一のベストセラー短編小説「傷−KIZ/KIDS−」。
人の傷を自分の身体に移すことができるという特殊な能力をもち、純粋であるがゆえに傷を抱え持つ主人公アサトには小池徹平。他人の痛みを自分の痛みとして感じ、自らが傷を負って人々を癒していく……。元気で活発な役を演じてきた彼が一変、笑顔を封印し、ガラスのように繊細なアサトを好演。一方、アサトと出会うことで過去から解放され、ワイルドさの中にも優しさをみせるタケオに玉木宏。現在、映画・ドラマ・CMと大活躍中の2人が、ピュアだからこそ懸命に生きる青年の笑顔を、純真な心をスクリーンに瑞々しく映し出します。
監督は乙一小説の映画化『きみにしか聞こえない』で監督デビューを飾った新鋭、荻島達也。
主題歌は本作のために槇原敬之が書き下ろした「Firefly〜僕は生きていく」。
『ただ、君を愛してる』スタッフが再びタッグを組み、大人になると忘れてしまいそうな、大切なもの――友情・夢・希望・人を信じる心‥‥を美しく描き上げた!! |