HOME
ちばフィルムツーリズムは、映画やドラマなどの撮影地として利用された千葉県内のロケ地を紹介しています
MENU
映画
 木更津市内で撮影されました
監督からのメッセージ
 そもそも映画を撮ろうと思った理由は特にありません。例えていうならば人生ゲームみたいなもので、サイコロを振って止まったところが“映画を撮る”だったんです。だから企画の段階から会社をせっついたりしたことはありませんでした。「撮る時は撮るだろうし、なくなるんだったら最初からない話やったんやな。」と思うだけだったろうし。無理をして映画を作ってもしょうがないですから。考えてみると第一回の企画会議の時が38歳、今43歳なんで結局5年くらいかかりました。確かに時間はかかりましたが、最終的にはいいものが出来たと思っていますし、精神的にも撮影が今年(去年)でよかったな、と思っています。
 基本的に、僕は何の映画にも毒されていませんし、誰の影響も受けていません。唯一、人と作るものがカブらないために「観ておく」ことは必要だと思っていました。お笑いの世界でも、他の芸人と、時々カブって「それやったら、早く、言うてや」ということがありますから。今も昔もこれからも、僕のつくるものは誰にも毒されてないです。だから、上手く受け入れられた時にはすごくいいと言われるだろうし、失敗すれば「誰も今まで見たことがないので、わからない」状態になることでしょう。でもその場合も横道に逸れたとは考えてなくて、何年後かには必ずわかってもらえると思っています。十年くらい前に「頭頭(とうず)」という中篇のビデオ作品を撮ったんですけど当時はアーティスティックなことに徹していました。あの頃って、テレビで面白いことが色々出来たんです。ルールが甘くゆるかったから。だから逆にテレビ以外のことをやろうとしたら自然とアーティスティック方向に行ったわけです。今はテレビも規制が厳しくなって少々ストレスが溜まっているかも知れません。ただ、僕の中では、あの頃のことには、もう飽きていて「屁理屈こくのはもういい。面白くなかったらアカンやろ」というのが本音です。
 今回、映画の内容を意図的にふせていると思ってらっしゃるかも知れませんが、正直言うと教えようがないんです。下手に説明するとななんか小さくとられそうだし、その一方で社会派の映画ととられる恐れもある。例えば子供を寝かしつける時に、桃太郎の話をするとしますよね。その時子供から「桃太郎の話ってどんな話?」と聞かれるのに似ていると思うんです。「今から、するがな」ということです。メシ食いに行って、テーブルの上にあるのが、箸かナイフ&フォークかで、(少なくともどんなジャンルの料理が出てくるか)大体、わかります。それはしたくない、ということです。出演してる人も、何やらされているかわからんかったと思います。映画を観たら本人が思っていたことと違うやろうなと思います。でも「おいしい」ことだけは保証します。
 是非映画館で観て下さい。
2007年1月25日
松本人志
松本人志・第一回監督作品「大日本人」
CAST
竹内力、UA、神木隆之介、板尾創路 ほか
STAFF
企画・監督・主演:松本人志
脚本:松本人志、高須光聖
音楽:テイ・トウワ
製作:吉本興業株式会社
配給:松竹株式会社
撮影地:木更津市内
6月2日(土)、全国松竹系にて公開!!
詳細はホームページをご覧ください http://www.dainipponjin.com/index.html
ページトップ
HOME このサイトについて エリア別ロケ地マップ 作品紹介 ロケ実績一覧 千葉のロケ地をめぐる旅 リンク