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数々の栄えある賞に輝く、ベストセラーコミック「3 月のライオン」。アニメ化・実写映画化で
も人気を博した名作「ハチミツとクローバー」の羽海野チカが、2007 年から青年コミック誌「ヤ
ングアニマル」( 白泉社) にて連載を開始し、17 歳の将棋のプロ棋士を主人公としながら、男女・年代を問わず幅広い読者層の心を掴み、深く長く愛され続けている。
記念すべき連載10 年目を迎える2017 年、遂に実写映画化が実現。監督は大ヒット作『るろうに剣心』シリーズでアクションを極め、『プラチナデータ』『秘密 THE TOP SECRET』で驚愕の近未来に挑み、『ミュージアム』でまたしても日本映画の限界を突破した大友啓史。かつて「ちゅらさん」や「龍馬伝」で深い味わいを見せたヒューマン・ドラマに、真正面からじっくりと向き合う。
主人公の桐山零を演じるのは、大友監督の〈希望〉と羽海野チカの〈待望〉、そして原作ファンの〈熱望〉がひとつになった、神木隆之介。10 代からプロ棋士になった零と同様に、子役時代からプロの俳優としてキャリアを着実に積み上げ、声の主演を務めた『君の名は。』は国内興収で邦画歴代第2 位を記録(2017.1.16 現在)。若手演技派俳優のトップ集団からも、1 歩先を行く存在だ。
さらに、有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原果耶、佐々木蔵之介、加瀬亮、前田吟、伊藤英明、豊川悦司ほか、新鋭からベテランまで錚々たる豪華キャストが集結。観る者の心をとらえて離さない個性豊かなキャラクターたちを演じ、全編がクライマックスと言っても過言ではない、繊細でありながらも壮大な世界観の物語を創り出した。主題歌は、前編がぼくのりりっくのぼうよみ、後編が藤原さくら。二人の若い才能が、かつてない主題歌コラボレーションを果たす。
原作、監督、俳優、アーティスト──才能を磨き努力を重ね、現在の地位にたどり着いたその後も、前へ前へと進む表現者たちの運命的な出会いから、魂がぶつかり合う感動のエンタテインメントが誕生した! |
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春のある日、東京の将棋会館で、17 歳のプロ棋士・桐山零( 神木隆之介) は、義理の父で師匠の幸田柾近( 豊川悦司) との対局に勝利する。9 歳の時に交通事故で両親と妹を失った零を内弟子として引き取ったのが、父の友人の幸田だった。
零は幸田家を出て、下町のアパートで一人暮らしを始めていた。1 年遅れで再編入した高校では、会話を交わすのは担任の林田先生( 高橋一生) だけだ。中学生でプロ棋士としてデビューした零は、史上5 人目の天才ともてはやされているが、家も家族も友達もなかった。
ある時、具合が悪くなって道に倒れていた見ず知らずの零を、近隣の町に住む川本あかり( 倉科カナ) が自宅へ連れて帰り介抱してくれる。その日から、長女のあかり、次女のひなた( 清原果耶)、末っ子のモモ( 新津ちせ) の3 姉妹、すぐ側で和菓子屋〈三日月堂〉を営む祖父の相米二(前田吟) と零との温かな交流が始まる。
冬を迎えたある夜、零の部屋の前で義姉の香子( 有村架純) が待っていた。妻のいるプロ棋士の 後藤正宗( 伊藤英明) と微妙な関係を続けている香子は、かつて弟の歩と共にプロ棋士を目指し ていた。二人が零に勝てなくなった時、幸田は自分の子供たちにプロへの道を諦めさせる。荒れ る香子を見て零は家を出たのだが、香子も父親を避けて家をあけるようになっていた。
新年を川本家で迎える零。楽しいお正月は、皆で初もうでに出かけた神社で、後藤と香子に出く わしたことで一変する。零は香子から、もし自分が獅子王戦トーナメントで後藤に勝ったら、家 に戻るという約束を強引に取り付ける。
獅子王戦─それは、将棋界の最高峰を決めるビッグタイトルの一つ。タイトル保持者の宗谷冬司 (加瀬亮) と闘う挑戦者をトーナメントで決めるのだ。零が後藤に当たるには、島田開( 佐々木蔵之介) を倒さなければならない。さらに幼い頃からのライバル、二海堂晴信( 染谷将太) が「新人王になる」と宣戦布告した、新人戦トーナメントも待ち受けていた──。 |
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桐山零
幸田香子
川本ゆかり
二階堂晴信
川本ひなた
島田開
宗谷冬司
川本相米二
林田高志
後藤正宗
幸田柾近 |
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神木隆之介
有村架純
倉科カナ
染谷奨太
清原果耶
佐々木蔵之介
加瀬亮
前田吟
高橋一生
伊藤英明
豊川悦司 |
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