エンタテイメントの名作に新たな息吹
今から半世紀前、映画界の巨匠・黒澤明が創り上げた「隠し砦の三悪人」は、シンプルかつスリリングなストーリーと圧倒的なスピード感で観客を魅了し、娯楽映画の傑作と評された。その反響は国内のみに留まらず海外にも波及し、後の映画監督たちにも多大な影響を与えた。ジョージ・ルーカス監督もそのひとりであり、本作をきっかけに「STAR WARS」シリーズが誕生したというのは、あまりにも有名なエピソードである。
そして、2008年5月「日本沈没」「ローレライ」と話題作を放った気鋭・樋口真嗣が、ストーリーとキャラクターを大胆に一新。独自のイマジネーションと21世紀の息吹を注ぎ込み、まったく新たな冒険活劇=ノンストップ・アドベンチャーとして甦らせた。それが、「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」である。 |