劇団東俳つくりんぼくらぶが映画「バートナーズ」につづきお送りする社会福祉プロジェクト第2弾となる本格的ヒューマンドラマ!
「コード・ブルー〜ドクターヘリ緊急救命」シリーズ(CX)への出演、映画「パートナーズ」の主演と、現在、若手俳優の中でも実力派として知られる浅利陽介が、連続テレビドラマ初主演をはたす!
今回演じる役柄は、不慮の事故により四肢麻痺という障害を負ってしまった青年。
一度は生きることに絶望するも、「かけがえのない人たち」との出会い、「スポーツ」との出会いによって自分の新しい足となる車椅子で前に進むことを決意し、新しい世界を創造していく。
第2話
死を決意した祥平(浅利陽介)と幸子(森口瑤子)。しかしある少年の言葉に、簡単に生きることも簡単に死ぬこともできないと気づかされた2人は生きていきことを選ぶ。それ以降、リハビリに励むようになった祥平。一方、病院で知り合った高校生の立花那美(新川優愛)は頑なに周囲に心を閉ざし、祥平のもがく姿に笑い、祥平と幸子の間柄に嫌悪感を露わにする。
そんなある日、リハビリセンターでウィルチェアーラグビー(車椅子ラグビー)の存在を知った祥平。あまりの激しさから、別名・マーダーボールとまで言われるこのスポーツ。
車椅子もろともぶつかっていくプレーを見た祥平は、「障害者でもぶつかっていいんだ」という事実に胸をつかれる。
第3話
入院中の祥平(浅利陽介)をたびたび見舞うようになった幸子(森口瑤子)。2人で過ごす時間が長くなり、祥平は相部屋の仲間に幸子を彼女だと説明するが、幸子は祥平の本当の気持ちや自分の気持ちが分からずに悩む日々を送る。そして、心に傷を抱える那美(新川優愛)は辛いリハビリに耐える祥平たちの姿に少しずつ気持ちを動かされ始めるも、相変わらず学校で孤立する日々が続いていた。
そんなある日、祥平の病室に、なんと幸子の夫と名乗る人物・英明(矢島健一)が訪ねてきた。
第4話
幸子(森口瑤子)と一緒に時間を過ごす中で、次第に幸子の心惹かれるようになっていった祥平(浅利陽介)。
そんなある日、祥平の病室に幸子の夫と名乗る人物(矢島健一)が現れた。「妻があなたと別れたがっている。二度と会わないでほしい」と告げる英明。その言葉を、祥平は受け入れざるを得ない。
そして、一年―――。祥平は世界を目指すべく、仲間とともにウィルテェアーラグビーに励む日々を送っていた。そこには、マネージャーとしてメンバーをサポートする那美(新川優美)の姿も。
しかしこの一年の間、一人暮らし、会社勤務など、障害者として生きることの現実にぶつかり続ける祥平は、打ちのめされ、次第に無気力に毎日を過ごすようになる。
第5話
友人の成美(宮本裕子)の移動カレー販売を手伝うことになった幸子(森口瑤子)。いつものように忙しく働いていたある日、「桐山祥平ください」という声に顔を上げると、そこには一年ぶりに見る那美(新川優愛)の姿が。
祥平(浅利陽介)を好きになってしまった那美だが、祥平の中から幸子の存在が消えることはないと思い知らされ、自分の想いを振り切るように、祥平のウィルテェアーラグビーの練習試合を見に来てほしいと幸子に告げに来たのだった。
そして練習試合の日。祥平率いるチーム・インティファーダは、全日本エースの黒木(河合龍之介)のチームに全く歯が立たない。自分のミスでボールがコートの外に出てしまい悔しがる祥平だが、転がっていくそのボールを拾い上げたのは幸子だった。 |