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【ストーリー】
ネウストリア公国大使館の裏通りで、パーティーコンパニオンの女性が車にはねられ死んだ。東京地検城西支部の久利生公平検事(木村拓哉)は、事務官の麻木千佳(北川景子)と共に事故を起こした運転手を取り調べる。すると、ふたりの前に、かつて久利生の事務官を務めていた雨宮舞子(松たか子)が現れた。現在、大阪地検難波支部で検事として活躍する雨宮は、広域暴力団が絡んだ恐喝事件を追っており、その重要な証人が、久利生が担当する事故の被害者女性だったのである。これは単なる交通事故ではない。 そう感じた久利生と雨宮は、合同捜査を開始するが、雨宮は久利生のあまりの変わらなさに呆れる。事故当時の状況を知るために、ネウストリア公国の大使館員から話を聞こうとする久利生。大使館に出向き直接交渉を試みるが、あっさりと断られる。なぜなら、 大使館には日本の司法がまったく及ばない「治外法権」が存在するからだ。言ってみれば、それは、日本のなかに存在する外国。国際社会における各国の当然の権利であって、正義の名の下にそれを侵すことは、外交を崩壊させかねない禁断の行為だった。諦めきれない久利生はアプローチを重ねるが、当然の事ながら大使館はまったく応じず、やがて、事態を重く見た日本の外務省・松葉圭介(佐藤浩市)から、思いがけない圧力さえかかってくることに。さすがの久利生も、「大使館」という決して侵してはならない“絶対領域”の前になす術なく、捜査が進展せず暗礁に乗り上げてしまう…。
果たして、久利生は「大使館の壁」の向こうにある真実にたどり着くことが出来るのか――。 |
【キャスト】
木村拓哉 北川景子
杉本哲太 濱田岳 正名僕蔵 吉田羊 田中要次 勝矢・松重豊
八嶋智人 小日向文世 角野卓造
大倉孝二 JAMES C.BURNS 森カンナ 児嶋一哉(アンジャッシュ) 新井浩文 イッセー尾形
松 たか子 佐藤浩市 |
【スタッフ】
監督 :鈴木雅之
脚本 :福田 靖
音楽 :服部ヘ之
製作 :フジテレビジョン ジェイ・ドリーム 東宝 FNS27社
制作プロダクション:シネバザール
配給:東宝 |