作品名 : 夏美のホタル
映画「夏美のホタル」
~映画の舞台を旅する~ロケ地&観光スポット
千葉県のロケ地巡り~映画「夏美のホタル」あらすじ&コラム
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「父は私に何を伝えたかったのだろう―導かれるように向かったのは、父との想い出の場所だった」
写真家になる将来の夢と、恋人の慎吾(工藤阿須加)との関係に悩んでいた夏美(有村架純)は父の形見のバイクで思い出の森へ向かう。そこで小さな商店を営んでいる、通称 地蔵さん(光石 研)とヤスばあさん(吉行和子)親子に出会い、居候することに。テンカラ釣りを教わり、きゃらぶきや川エビなど地元の食を味わい、近所の子供たちと遊びながら自然の中で自由にシャッターをきる夏美。地蔵さんの友人、雲月(小林 薫)の不遜な態度を腹立たしく思いながらも、あとを追ってやってきた恋人・慎吾も加わり、“たけ屋”での穏やかな生活を楽しんでいた。
しかし、ある日、地蔵さんが別れた家族との間に埋められない溝を抱え、長い間苦しんでいることを知る。親子、夫婦、家族、友達。誰かを大切に想うことが、夏美の心を少しずつ癒していく。
まるでホタルの淡い灯火のように。
映画「夏美のホタル」ロケ地マップでめぐる観光&グルメスポット
ロケ地
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A 角屋商店
作中に登場するよろず屋「たけ屋商店」の実際の店舗です。
物語のメインとなる撮影場所。よろずやに並べられた商品はバリエーション豊かで、眺めているだけで楽しめました。ちょっと懐かしい雰囲気を出すための観光ポスターや商品の作り込みなど、美術部の方の細やかな演出に関心してしまいました。(現在は店舗の営業は行ってなく、見学も出来ません)
B 大山千枚田
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東京にいちばん近い「日本の棚田百選」です。
嶺岡の山並みのふもと、階段のように連なる大小375枚の田んぼ。周囲の里山集落の姿は、自然と人々の営みが育んできた、貴重な文化的景観です。里山の美しい景観の中、棚田を渡る風を、空気を、全身で感じてみてください。
※夏美がバイクで疾走するシーンが撮影されました。
▼場所:鴨川市 平塚540
▼電話:04-7099-9050(棚田倶楽部)
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●古民家レストラン「ごんべい」
棚田で採れたお米を使ったおにぎりと、旬の野菜のお味噌汁にお惣菜のランチセットが、600円という安さで食べられます。他にもタンポポコーヒーやおしるこなどのカフェメニューも人気です。
おススメは、「嶺岡ちっこ丼(800円)」。酪農発祥の地で育まれた牛乳食「ちっこかためた~の」入りで、ここでしか味わえない伝統の味をお楽しみいただけます。棚田を眺めながらいただくご飯は、格別です。
※ちっこ=牛乳のこと
▼場所:鴨川市 平塚540(大山千枚田に隣接)
▼電話:04-7099-9052
▼営業時間:11時~14時(ランチ)
9時~16時(カフェ)
▼定休日:火曜日(祝日は営業、翌水曜日休み)
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C 会所の森・親水広場
養老渓谷の上流に位置し、流れが緩やかで水中が見渡せ、サワガニ・カジカガエル・小魚等の生き物を観察できます。緑に囲まれた渓流沿いに遊歩道が周回し、川回しの跡をご覧いただくのもまた風情があります。
※夏美(有村架純)が夜、幻想的な川辺でホタルを探すシーンほか、何度か登場するロケ地。差し入る光が水面に反射し、森の深い緑と見事な調和を生み出しています。あなたも夏美のように、ホタルを探して川辺散策はいかがでしょうか?
※川回しとは:千葉県の上総南部の丘陵を流れる川のみにみられる特殊な河川曲流短絡工事のこと。狭い山域で水田の用地を得るためなどの目的で行われた。
▼場所:もみの木庵(夷隅郡大多喜町 会所154)から麻綿原高原に行く途上。右手の広い駐車場が目印
▼電話:043-242-4656(千葉森林管理事務所)
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●もみの木庵(会所の森内)
昭和26年に建てられ廃校となった旧会所分校校舎を利用した地域づくりを目指し、蕎麦打ち体験などの参加型イベントを土日祝日を中心に実施しています。
▼場所:夷隅郡大多喜町 会所154
▼電話:0470-85-0255
※平日の問い合わせ先:0470-85-0224
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●うつわや+カフェ 草so
店内は、カフェスペースと陶磁器などの食器を販売しているショップコーナーに分かれています。カフェスペースの2階からは、棚田を見下ろすことが出来ます。
カフェには、季節の野菜とお豆を使った南インド風のカレーや、自家製酵母を使用したパンとスープ、豆腐を使ったケーキなど特色あるメニューがありますので、ぜひご賞味ください。
▼場所:鴨川市 平塚1639-1
▼電話:04-7098-0268
▼営業時間:11時30分~17時
(16時ラストオーダー)
※金曜日~日曜日に営業
※詳しくはホームページをご覧ください
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D 小湊鉄道「月崎駅」
木製の駅名看板、木造の駅舎が味わいのある雰囲気。数多の映画・ドラマの撮影に使われているロケの名所です。
駅前には、鉄道保線員のかつての詰所小屋を苔と山野草で覆った芸術作品「森ラジオ ステーション」が佇んでいます。
※夏美が慎吾を迎えに行くシーンほか、物語の重要な場面で登場します。天候や列車の到着する時刻などに気を遣う、緊迫した撮影でした。
▼場所:市原市 月崎539
▼小湊鉄道沿線は、四季折々の表情を見せる絶好の写真スポット。
▼里山トロッコ列車に乗れば、自然の原風景をさらに満喫できます。
里山トロッコ列車に乗ってみよう!(外部サイトへリンク)
▼小湊鉄道&いすみ鉄道で、房総半島横断の旅はいかがでしょうか?
日本の原風景の中を走る、小湊鉄道(外部サイトへリンク)
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ムーミン列車がかわいい、いすみ鉄道(外部サイトへリンク)
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●森ラジオ ステーション
2014年に市原市で開催された「いちはらアート×ミックス」で、芸術家の木村崇人(きむらたかひと)さんが森と人をつなぐ場所として作り上げました。
作中、雲月の木彫り小屋として登場しました。こちらの建物内に置かれた『であい、ふれあい、おもいでノート』に、旅の思い出をつづってみては?
▼「いちはらアート×ミックス」とは?(外部サイトへリンク)
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E 柿山田オートキャンプガーデン
三方を小糸川に囲まれ、浅瀬も多く子供達も安心して遊べます。春には『タケノコ堀り』が楽しめ、初夏から秋にかけては『釣りや川遊び』が満喫できます。『ザリガニ釣り場』や『ミニミニ・ハーブ園』、多目的に遊べる『運動場』、エアコン付きの『トレーラーハウス』もあります。また、家族で薪を燃やして入る『体験露天風呂』も人気で、とことん自然とふれあうことができます。
※慎吾と子供たちが川遊びするシーンが撮影されました。撮影スポットまでは急な坂を下りる必要があり、スタッフさんが大変そうに機材を運んでいました。
▼場所:君津市 東粟倉542
▼電話:0439-37-2408(代表)
※8時~21時受付
0439-37-2217(キャンプガーデン)
観光地
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①養老渓谷(大多喜町・市原市)
夏は新緑が映え、秋は一面の紅葉…豊かな自然が今なお残る渓谷です。房総一の名瀑布(ばくふ)、「粟又(あわまた)の滝」では水遊びもできます。「養老渓谷観光センター『やまびこ』」には、裏手の戸出川に息をのむ美しさの洞窟があり、隠れた写真スポットです。一日楽しんだ後は、房総最大の規模を誇る「養老渓谷温泉郷」で、旅の疲れを癒してください。
▼水遊びでお子さんも大喜びの「粟又の滝」
※水遊び等についてはケガなどに十分注意してください。
▼名物『老川のたまご太巻き』が人気の
「養老渓谷観光センター『やまびこ』」。
(外部サイトへリンク)
採れたて山菜や農産物の購入もできます。
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▼裏手の戸出川で、旅の想い出に
『絵になる一枚』を撮影してみては?
川遊びや洞窟での探検も楽しめます。
※水遊び等についてはケガなどに十分注意してください。
▼お泊りはぜひ、「養老渓谷温泉郷」で。
旅館の方に、ホタルの出る場所を
こっそり教えてもらえるかも!?
(外部サイトへリンク)
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②大多喜町観光本陣・大多喜城
いすみ鉄道デンタルサポート大多喜駅前にある、町の観光拠点となる観光センターです。レンタサイクルや人力車に乗って、街中観光はいかがでしょうか?
付近の大多喜城は、かつて徳川四天王・本多忠勝の居城だったお城で、大多喜町のシンボルです。本丸跡は現在では歴史にまつわる博物館となっています。
▼大多喜町観光本陣
場所:夷隅郡大多喜町 大多喜270-1
電話:0470-80-1146
URL:大多喜町観光本陣(外部サイトへリンク)
▼大多喜城
場所:夷隅郡大多喜町 481
電話:0470-82-3007(千葉県立中央博物館大多喜城分館)
URL:千葉県立中央博物館大多喜城分館(外部サイトへリンク)
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③道の駅「たけゆらの里おおたき」
朝採れ新鮮野菜をはじめ、里山の産物(タケノコやシイタケ)が揃い、搾りたての牛乳から作ったソフトクリームも人気です。タケノコやイノシシなど地元の食材を使ったメニューも味わえます。
おススメは猪(イノシシ)料理で、「たけゆら猪どんぶり膳」800円、猪肉の手作りチャーシューののった「里山らーめん」800円、「いのししメンチ」200円など、いずれも美味。ここでしか味わえない一品を是非ご賞味下さい。
房総の郷土料理「祭り寿司」も、色々な絵柄が楽しめ人気となってます。
▼おみやげには、
「ウリ坊まん・ウリ姫まん」をぜひ
※ウリ坊まんは、イノシシ肉とタケノコ入り、ウリ姫まんは、くるみあん入り、どちらも美味です。
▼場所:夷隅郡大多喜町 石神855
▼電話:0470-82-5566
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④麻綿原高原(まめんばらこうげん)
南房総国定公園内にある高原です。妙法生寺境内を中心に約2万株のアジサイが咲き誇ります。関東一のアジサイの名所として知られ、見ごろは例年7月上旬から下旬です。平地より遅く開花するので夏休みに合わせて訪れる方も大勢います。高原一帯に広がるアジサイはまさに圧巻です。
▼場所:夷隅郡大多喜町 筒森1749(妙法生寺 天拝園)
▼電話:0470-80-1146(大多喜町観光協会)
▼参考:大多喜町観光協会(外部サイトへリンク)
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<旅のお供に!印刷用「夏美のホタル」ロケ地マップもご活用ください>
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